この4つの位置関係が非常に重要で、“主体”と“対象”を男性(主体)、女性(対象)と見た場合も、この“主体”、“対象”という位置の関係が、どのように重要性を持ってくるかと言うと、それは秩序という事になってくるわけです。
そして平等と秩序というものは、同じ領域で理解してはいけないのです。
例えば、男性、女性を人間という価値基準で見たら、全く等しい価値にあるのですが、それこそ平等なわけです。
ところが、この“主体”と“対象”というのは、人間の平等性を区別する為のものではないのです。
これは秩序を表しているという事なのであって、今日では人類があらゆる面において秩序というものを失っているのです。
その家庭の中でも秩序というものがあり、“中心”があって、“主体”があって、“対象”があって、そして、その合成体、統一体、調和体というものがあるのです。
ですから図の様に中心→主体→対象→合成体という1段階、2段階、3段階という順番となるのです。