結論を先に説明すれば、霊性が21歳レベルに到達した人物は長い歴史の中、イエス・キリストただ一人であり、他に例外はありません。
人間は霊性21歳というレベルを通過して本当の意味での精神的な成人に成長すれば、いままで分からなかった事が本当の意味で分かってきます。
人間の霊性が高まる事によって、人間の意識という能力がいかに素晴らしい力であるとか、本来の人間の健康についても本当の意味で分かってきます。
仮に病気になったとしたら、それを治すと方法というのが、今の我々の感覚ではとても信じられないようなレベルで治す事が出来るようになりますが、その様な事も成長を遂げた副産物として付いて来る付録であり、それらが目的ではありません。
霊性14歳レベルを超えて、さらに霊性21歳レベルを超えて行くには、仏教的に言えばカルマ、キリスト教的に言えば原罪と呼ばれる超える事が困難な障害が待ち受けています。
それを超え、完全にクリアして初めて辿り着く事ができるのです。
今、ここをクリアする事が出来ずにその段階で立ち止まっている人達もかなりいるのです。
信じる信じない、ということは別として、とにかく全ての人間は、必ず霊界との関わりを持っています。
霊界にも成長している霊界と、成長していない霊界があり、どのような霊界との関わり合いを持ち自分が生きているかで、その気付きの速度と気付きのレベルが全て変ってきます。
それは過去の自分の先祖であるとか、霊界から受けている、自分が超えるべき課題、果たすべき使命、役割、その様なものをきちんと清算しない限り、そこを超える事はできません。
突き詰めて言えば神以外の霊界との繋がりを断ち切って行かないと越えては行けないのです。
ここに人類の天綸の秘密というものがあるのです。
家庭の完成を果たすために行う順番とは、個人の完成が先になるのです。
つまり、既に家庭をお持ちの方もおられるかもしれませんが、個人の完成があって家庭の完成という順序になるわけです。
家庭を持っておられる方というのは、順序が反対になっているのです。
もう既に家庭を持っておられる方は、父親、母親であったとしても、一旦は基準を個人の完成に向け、そこを目指さなければならないのです。
そして個人の完成を果たしたレベルにおいて、本当の父親、母親として次の段階に進む事が出来るのです。
ですから家庭を持っているから家庭の愛を完成しよう、あるいは完成出来る、と思ってはいけないのです。
とにかく先ず個人のレベルを超えて、完成する事で次の本当の出発点に立つことができます。
ですから霊性が14歳くらいのレベルで家庭を持って親として子供を愛して、そして夫婦として子供を愛して、という世界を仮に築いたとしても、このレベルの基準を超える事の出来ない家庭であり、決して完成したということではないのです。
皆さんが霊的な世界の影響を受けて行く実生活の中において、そんなに簡単には行くものではありません。
それは神側の霊的な繋がりと、そうではない低い次元の霊的な繋がりがあるからです。
この地上に生活の中で我々が神側に行こうとすると、それに対して反発する次元の霊の力が働いてきます。
それはとにかくそこに行かさないように邪魔をして、個人として霊性14歳を超える事が出来ないような妨害に入って来ます。
妨害を受けてしまうと、違う方向へ引っ張られてしまう可能性があるのです。
ですからこれはなかなか難しいのですが、とにかく霊性14歳レベルを超える為の原理原則を知ることから始めなければなりません。
どうやってそのカルマ(業)を清算して超えて行くのか?
そこの本質を深く理解して、ここを突破しない限り、今まで色々な事を学んできて、そしていよいよ最終的な段階を迎えたとしてもそれを越えることが出来なければ意味がありません。
とにかく、自分でしっかり見極めながら、霊性14歳を超える道から離れて、全然本質とは違うところへ意識を引っ張られて行く方向に走って行かないで頂きたいのです。
色々な変な霊的なものの影響を受けて、脱線して行かないようにみなさん一人一人が心して頂ければと思います。