神とは関係ない次元の霊と関係を持つことで、出発地点よりも下へ落ちてしまった人間が、再び出発地点に到達するまで長い歴史を通過することが必要でした。
そしてようやく出発地点に到達して、そこから3分の1を通過し、さらに3分の2の所まで上がって来たのが現在の私達です。
今日まで、長い時間をかけて、私達人間は霊的な成長を遂げて来ました。
しかし、未だに人間はこの3分の2から3分の3を通過する事ができないのです。
これは今日に至るまで人間の精神性というのは、神の目線から見ると14歳レベルであり、学年で言えば中学2年生です。
簡単に長い歴史を区分して見て行くと、転落地点から再び出発の地点までにようやく到達した時期、それを神との関係で説明するとヤコブという一人の人間が誕生します。
神はアダムとイブの堕落以降、長い期間を通じて、初めて神のみに仕えるという人間ヤコブを探し立て、彼にイスラエルという称号を与えます。
このヤコブ(イスラエル)から始まった子孫が後のイスラエル民族(ユダヤ人)となります。
そこからイスラエル民族が出来て再出発した所からイエス・キリストが誕生する迄の期間の霊的な成長が一つ目の期間です。
つまりイエス・キリスト誕生以前の成長期間(霊性0歳~7歳)があり、イエス・キリストが誕生して、今日迄の霊的成長期間(霊性7歳~14歳)というのがあるのです。
イエス・キリストを迎える前の霊的成長期間というのは、ユダヤ教や仏教など色々な宗派がありますが、神と向き合うために、神と人間との間に供え物と置くことで神と通じて来た世界ですが、神とは直接通ずる事が出来ない世界だったのです。
最近日本が全ての出発点などと言われたりしていますが、実際に日本というのは非常に低い霊性を持つ民族でした。
実は今から約200年ほど前の日本は、霊的な成長の基準から見ると、霊性7歳レベルくらいです。
私達日本人としては非常に残念な話ですが、小学生に入学するかしないか程度の霊的精神レベル基準でした。
いわゆる神が親であると気が付き始めて日本は、未だ200年余りなのです。
現在の霊界とは人間の地上界と、表裏一体の関係で存在しています。
表裏一体であるので、地域による霊界の違いを体感できるし、感じ取る事が可能です。
つまり、ある地域に行ったらどんより重たかったり、ある地域に行けば晴れ渡った楽園の様な感覚を受ける地域があるわけです。
昔は地域によって霊性が区分けされていましたが、霊界の様相もこの現実界と比例して変り続けています。
今の時代は、どこの国でも関係なく、霊性が0歳レベルから14歳レベルまでの人が入り混じって生活しています。