第30章 イエスも釈迦も地上世界に降りて来ている

 

Jesús Cristo y Buda - 3

 

 

一個人が一個人に輪廻転生を繰り返すと誤解されている内容や、人が何度も生まれ変わりのように見える現象の真意とは何か?

その理由は、果たすべき目的に到達してないために起るという一点につきます。

世間一般で言われている人間の生まれ変わりはないと説明しました。

しかし、現象だけを見ると生まれ変わりはあるということもできます。

人は生まれ変わるのではなく、自分の果せなかった使命を果たすために、再び地上に降ります。

生きている人間に重なり合うように共に生きる事で、地上生活を通し、使命を果たそうとしますが、それは自分自身の未完成部分を成長させることが目的なのです。

その現象を前世とも言ったりするのですが、世間一般で言われている前世というものではなく、

あるのは今の自分自身だけという事が真実です。

過去の人間が生きている間に宇宙の原理原則に反した行い(簡単に言うと罪)に対しての清算をするためには、体がなければ出来ないのです。

しかし、体がある我々でも、自分自身の行動・行為を心の本心のままに動かせないのですから、地上に降りてきて新しく誕生する人間(同じような環境・使命・目的・役割を持った)を目的に向かって背後から動かす事が、霊人にとってどれほど難しいことか想像してみて下さい。

 

釈迦の言葉の中で、人間は輪廻転生を繰り返すということが知られてはいますが、解脱ということが輪廻とセットであるとあまり知られていないのです。

釈迦の説く輪廻とは人間が悟りを開く事により、解脱(輪廻が終わる)と言っているのです。

しかし、本質的な解脱とは、単純に悟りを開く事だけでは帰結するわけではありません。

地上生活で家庭の愛の中に育ち、そして自分自身も家庭の愛を育て、そして社会の中で愛を実践して寿命を全うすることで解脱と言えます。

 

よくこの世は修行の場と言いますが、本来はそんな修行などではなく、愛の世界で喜び楽しみ人生を味わうことだけで十分だったのです。

今、過去に亡くなった人が、生きている間に到達できなかった目的を果たすために、再びこの地上世界に降りて来て生きている人間と重なりながら目的を果たそうとしています。

イエスも釈迦も輪廻を繰り返し、今、この地上に降りてきています。

しかし、昔のそのままの姿ではなく、環境・性格・使命など、それに見合う条件の整った人間に関わるのです。

イエスも釈迦も本当の意味で解脱していないというのが真実です。

彼らもまだやるべきことを残して死んでいったのです。

 

 

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